「人と生き物の入会地」を目指して
水源の地に、思いをはせて水を飲む。
「飲水思源」を合言葉に、利根川でむすばれた上流部と下流部の住民が、群馬県みなかみ町・藤原地区にある元入会地(いりあいち)や古道、古民家の再生・保全と活用に取り組んでいます。
主たる活動フィールドは、かつての茅場(ススキ草原11ヘクタール)と薪炭林(ミズナラ林10ヘクタール)からなる元入会地(21ヘクタール)です。
□ これを森林塾青水(せいすい)がみなかみ町から借り受け、
●春の野焼き ●侵入木の伐採 ●秋の茅刈り
●茅葺材の供給 ●生き物調べ
●ミズナラ高齢木の伐採 ●原木キノコや割薪の供給 ●自然ふれあい楽習の場の提供
など、管理放棄地の再生と活用に取り組んできました。
□ ほかにも、地域住民・古老へのヒアリングやフィールドスタディーの結果を踏まえ、
●古道の再生とフットパスとしての活用
●古民家の再生と教育旅行や交流拠点としての活用
など、さまざまな地域再生・活性化の活動に取り組んでいます。
目指すのは「人と生き物の入会地」
水源地域の豊かな自然の恵みを、流域のみんなで利用しつつ次世代につなぐ、「流域コモンズ」づくりです。

イベント情報

  • 11月18日(土曜)、19日(日曜)、「茅ボッチ運び出し と 山之口終い」(一般参加歓迎)(←くわしくはここをクリック)をおこないます。10月下旬のプログラムで青水のボランティアが刈った茅、地元の方々が仕事の合間に刈った茅、これらがボッチの姿で冬支度を始めた上ノ原草原に佇んでいます。今回の活動ではこれらの茅ボッチを管理道まで運び出します。少し体力のいる作業ですが、刈った茅を重要文化財などの屋根茅にするための、最後の大切な過程です。このほか、作業の合間に石油缶を使ってのミニ炭焼きもおこないます。そして最後の締めとして、十二様(山の神)に一年の作業が終わることを報告して感謝する「山之口終い」神事を行います。 10月の茅刈と連続参加の方には、10月に作った茅ボッチの数に応じて、地域通貨「ボッチ」が渡されます。 
    お申し込みは締め切りました。 
  • 10月21日(土曜)、10月22日(日曜)、野焼と並ぶ森林塾青水のメインイベント「錦秋の茅場で茅刈・ボッチづくり」(一般参加歓迎)(←くわしくはここをクリック)をおこないました。活動の様子はブログ(←クリック)でご覧ください)。
  • 9月30日(土曜)、10月1日(日曜)、「土呂部草原で茅ボッチづくり」(原則会員限定)(←くわしくはここをクリック)を行いました。関東地区で同じように草原保全活動をしている仲間との交流ということで、日光土呂部の草原を再生・保全する「日光茅ボッチの会」と土呂部に出向き共同で作業をいたしました。
  • 9月2日(土曜)、3日(日曜)、17名の会員の参加を得て「玉原高原ブナ平&藤原諏訪神社例大祭」(会員限定)(←くわしくはここをクリック)をおこないました。秋の到来を思わせる青空の下、1日目にブナ平を探訪し、2日目には「玉原越え」の道をたどって藤原へ下り、諏訪神社例大祭に参列して800年以上にわたって受け継がれている伝統芸能の獅子舞を鑑賞しました。
  • お知らせ

    • 茅風52号が発行されました。2017年5月から9月にかけての活動が載っています。
    • 2015年上ノ原が環境省「生物多様性保全のため重要な里地里山」(←クリック)に選定されました。全国で500か所、群馬県では、桐生市2か所、甘楽町1か所、片品村1か所、川場村1か所と並んで選定されたものです。更に、2017年6月、「みなかみ」(群馬県、新潟県にまたがる地域)がユネスコエコパーク(生物圏保存地域、英名BP=Biosphere Reserves)に選定されました。「ユネスコエコパーク」は、貴重な自然や生き物を保護しながら、自然と人間社会との共生を目指す地域をユネスコが登録する制度で、日本では大台ケ原、屋久島、志賀高原など9のエコパークが選定されております。 我々としてもこれら申請にあたり資料提供などの協力をして参りましたが、これからもますます協力していかねばと、責任の重大さを感じさせられます。